どうも、虫明誠造です。
今、巷で話題のChatGPTを試してみました。ちなみにFirefoxでは動作せず、ブラウザはChromeでの利用を想定しているようですね。(もしかしたら私個人のブラウザ設定や環境のせいかも知れませんが。)
ChatGPTのAIに「北海道に棲む凶暴な熊の名前は?」と尋ねると「シロクマ」と返答が返って来ました。まあ、北海道の動物園にシロクマは住んでるし、場合によっては人を襲うかも知れないけど、ちょっと意図した返答と違う…。
他にも俳句を作ってくれと頼むと五七五になっておらず、俳句とは五七五であると教えても、やはり五七五にはならなかったし、ジョーク・ダジャレもまともに作れなかった。
少し触ってみて思ったのは、このChatGPTの凄いところは、こちらがインプットした内容をある程度理解している点であって、アウトプットされる成果物については、今のところ大した内容では無さそう。
YouTubeの動画とかでChatGPTを試してるのを見ても、やはり具体的な返答をする事、そして内容が正確な返答をする事が苦手な印象を受ける。
そして、返答が文章としては意味が通っていても、肝心の内容がかなりふんわりした内容であり、たとえばブログをAIに書いてもらう…なんて事は、まだまだ実現は難しそうに思う。
HTMLやCSSをChatGPTで書かせます…みたいなYouTube動画を見たけど、結局人間が微調整や手直しをちょこちょこしていかないとダメなレベルだし、人間側にそのソースコードが正しい、意図した挙動をするかどうかを判断できる能力が無いと使いこなせない。
インプットするいわゆる「呪文」を詳細に事細かに指定してあげれば、アウトプットもそれに応じて意図したものになるのかも知れないが、そんなに手間暇をかけるなら人間が書いた方が早くないだろうか。
まあ今後さらに進化が進むのだろうけど。
以下、後日追記
どうも私はChatGPTを誤解していたかも知れない。あまりにネット上や世間が「Google検索に取って代わる」みたいな事を言うから、ついついAIに対して質問をしてしまっていたが、それは間違っていたように思う。
ChatGPTに限らずAIとはプログラムなので、質問ではなく命令をしなければいけない。例えば上記で述べた北海道の熊に関して言えば「北海道に棲むヒグマの恐怖を教える文章を書いて」と命令すると、かなり良い感じの文章になった。
ただ、まだ内容の裏を取っていないから正確性は不明だし、文章も若干余分なワードが含まれていたりするけど、それを考慮してもかなり「文章」としては完成されていると思った。
そう考えると、HTMLやCSSをChatGPTで書かせるのもちょっと違う気がする。0からソースコードを書かせるのではなく、人間が書いたソースコードを手直しする事に活用した方が良いのかも知れない。
て事は、文章の誤字脱字を発見するのに役立つかも知れないと思い…
次の文章の脱字を見つけて。太郎君が店で林檎を買いまた。
このように命令したところ、以下のような回答を得た。
「太郎君が店で林檎を買いまた。」の脱字は、「た」という字が足りないので、正しくは「太郎君が店で林檎を買いたまた。」となります。
買いたまた???
ただ、ソースコードでよくありがちな記号の書き忘れとかの発見はちゃんとしてくれた。あと普段電卓でできるレベルの計算式も問題なく解いてくれた。
色々と試してはいるが、やっぱり俳句がAIは苦手なようだ。575が難しいらしい。AIが和の芸術を理解するのはいつになるのであろうか。